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文献詳細

雑誌文献

臨床外科29巻12号

1974年12月発行

文献概要

特集 一般外科医のための小児外科

先天性幽門狭窄症

著者: 植田隆1

所属機関: 1大阪市立小児保健センター

ページ範囲:P.1385 - P.1388

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はじめに
 先天性肥厚性幽門狭窄症というのは,小児外科では,数も多いし,手術が簡単容易で,初心者でもやれるので,そけいヘルニアと同じような極めて普遍的な手術となつている.しかし昔は,特にわが国では小児外科が遅れて出発した故,この疾患が恰好の外科手術の対象とは知られず,小児内科医がアトロピン療法など保存的治療で頑張つていた.一方一般外科医は,本症の特異な体液アンバランスに気付かず無知な輸液を実施し,また,手術術式も胃腸吻合を実施するという無茶苦茶な外科医がいた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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