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文献詳細

雑誌文献

臨床外科29巻12号

1974年12月発行

文献概要

特集 一般外科医のための小児外科

先天性横隔膜ヘルニア—特に新生児期Bochdalek型ヘルニアの治療上注意を要する点について

著者: 駿河敬次郎1 倉繁徹昭1

所属機関: 1順天堂大学医学部小児外科

ページ範囲:P.1409 - P.1413

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はじめに
 小児期に外科的治療の対象となる先天性横隔膜ヘルニアには色々の病型があり,"Bochdalek型ヘルニア",食道裂孔ヘルニア,後胸骨ヘルニア等があるが,その中Bochdalek型ヘルニアは新生児外科領域では最も重要である(付図).
 Bochdalek型ヘルニアはBochdalek2)が1848年にBochdalek孔についてその胎生ならびに異常を記載しているが,今日ではpleuroperitoneal herniaあるいはposterolateal herniaまたは胸腹裂孔ヘルニア等とよばれており,Bochdalekの指摘したものとは多少異つた病型を取り扱つている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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