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文献詳細

雑誌文献

臨床外科29巻12号

1974年12月発行

文献概要

臨床報告

癌を併存せるS字状結腸憩室穿孔の1例

著者: 内山元昭1 梅崎輝雄1 後藤庸嘉1 前原史明1

所属機関: 1九川労災病院外科

ページ範囲:P.1459 - P.1462

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はじめに
 消化管憩室は本邦においては十二指腸に高頻度にみられ多くは無症状に経過するため,従来あまり重視されていない.しかし結腸憩室は他部の憩室と異なり炎症その他の合併症を併発する頻度がたかく治療上問題とされねばならない.最近われわれは癌を伴うS字状結腸憩室が自由穿孔し汎発性腹膜炎を起こした症例を経験したので報告し,文献的考察を加えたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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