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文献詳細

雑誌文献

臨床外科29巻2号

1974年02月発行

特集 消化管手術と内視鏡

胃良性疾患診断における内視鏡の価値

著者: 春日井達造1

所属機関: 1愛知県がんセンター第1内科

ページ範囲:P.181 - P.187

文献概要

はじめに
 胃の良性疾患にはいろいろあるが,その頻度からみると日本人では慢性胃炎がもつとも多く,私どもの調査では外来胃愁訴患者の約70%を占めていたが1),外科的処置の対象となることはきわめてまれであるので本稿では言及しない.
 慢性胃炎についでしばしばみられる胃疾患は胃潰瘍である.本症は一般に内科的治療の対象であるが,難治性潰瘍や再発潰瘍,穿孔や出血をきたした潰瘍などは外科的処置にゆだねられる.その他胃の良性腫瘍も普通外科的処置の対象とはなりにくいが時に手術的処置を要することがある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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