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文献詳細

雑誌文献

臨床外科29巻2号

1974年02月発行

臨床報告

後腹膜脂肪肉腫の1例

著者: 藤田道夫1 田村欣一1 村上信乃1 登政和1 木下裕信1 木村泰三1

所属機関: 1旭中央病院外科

ページ範囲:P.251 - P.254

文献概要

はじめに
 後腹膜腫瘍とは従来横隔膜から骨盤無名線までに存在し,腎,副腎,膵等と無関係の腫瘍と規定されており,最近になつて骨盤部に腫瘍が拡大している場合にも同様の意義が認められている.元来,後腹膜腫瘍はまれなものであり,腫瘍全体の0.2%をしめるにすぎない.そのなかでも後腹膜脂肪肉腫はきわめてまれである.われわれは下腹部腫瘤を主訴として来院し,検査の結果,後腹膜腫瘍と診断し剔出術を施行,病理組織学的に脂肪肉腫であつた1例を経験したので,これを報告し若干の文献的考察を加えてみた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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