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文献詳細

雑誌文献

臨床外科29巻3号

1974年03月発行

特集 胃全剔

再建法とその成績

胃癌に対する胃全剔後再建術式の検討

著者: 中島聡総1 深見敦夫1 高木国夫1 堀雅晴1

所属機関: 1癌研究会附属病院外科

ページ範囲:P.327 - P.332

文献概要

はじめに
 今日,腹部外科手術の進歩にささえられて,胃全剔術は比較的安全に施行しうるようになり,本法の適応となる胃癌症例も多い.全剔後の再建術式としては多数の方法が考案されているが,理想的な再建術式とは手技が容易で,術後合併症が少なく,消化吸収機能が著しくそこなわれない,という諸条件を満すものであろう.胃全剔施行例のうちでも,近年比較的早期の癌の占める割合は増大する傾向にあり,患者の社会復帰を十分考慮した再建術式が選択されるべきである,癌研外科では1947〜1972年までの26年間に,切除胃癌症例3,312例中,1,107例に対して胃全剔術が施行されたが,再建術式別に術後合併症,術後生存率および社会復帰の状態を検討して,再建術式の優劣を比較した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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