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外科医の工夫
静脈切開用「誘導針」について
著者: 日並史朗1
所属機関: 1岡山大学医学部麻酔学教室
ページ範囲:P.361 - P.361
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小児外科手術症例の増大に伴い,幼小児の静脈路確保に静脈切開を余儀なくされる場合がしばしばある.殊に麻酔科領域においては緊急を要する場合が多く,また手術中などでは不自然で無理な体位,状況下で迅速に血管確保をおこなわなければならず,その遅速が患者の予後を左右することもまれではない.
以前,動物実験における静脈切開の必要性から下記のような道具を考案,試作し,使用したところ大変便利であった.そこでこれを臨床に応用してみたところ同様に非常に有益であることを再確認したのでここに紹介させていただく.
小児外科手術症例の増大に伴い,幼小児の静脈路確保に静脈切開を余儀なくされる場合がしばしばある.殊に麻酔科領域においては緊急を要する場合が多く,また手術中などでは不自然で無理な体位,状況下で迅速に血管確保をおこなわなければならず,その遅速が患者の予後を左右することもまれではない.
以前,動物実験における静脈切開の必要性から下記のような道具を考案,試作し,使用したところ大変便利であった.そこでこれを臨床に応用してみたところ同様に非常に有益であることを再確認したのでここに紹介させていただく.
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