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文献詳細

雑誌文献

臨床外科29巻3号

1974年03月発行

臨床研究

胃のポリープ様病変の成り立ちに関する1考察

著者: 山際裕史1

所属機関: 1三重大学医学部中検病理

ページ範囲:P.365 - P.373

文献概要

はじめに
 胃には極めて多様な病変が生じ,かつまた,あらゆる人々に軽重の差はあれ,形態学的な種々の変化がみられるといつても過言ではない.つまり,慢性胃炎をはじめとして,各種の糜爛,ポリープ,潰瘍,腫瘍,さらには発生異常によるものや,寄生虫の迷入等によるものも含まれる.窮極の目的である癌の発生について,上記の各種の疾患や,病変が種々の程度に関与することは,周知の事実であるが,それでは,それぞれがどの程度にかかわり合うかということになると,まだ判然としないというのが現状である.
 本稿では,ポリープをとりあげて,これの発生,癌との相関等について,主として外科的切除例を用いて検討し,若干の考察を加える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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