文献詳細
臨床報告
文献概要
はじめに
メッケル憩室は腸管側における卵黄腸管の遺残であり1),1815年,メッケルが解剖学的,発生学的に詳細に記載して以来彼の名がつけられている.通常メッケル憩室は無症状に経過するものであるが,時として炎症,潰瘍,壊死を起こし,さらに進んで,癒着性イレウス,穿孔して汎発性腹膜炎を起こす.
最近われわれはメッケル憩室穿孔および憩室癒着による絞扼性イレウスを経験したので報告する.
メッケル憩室は腸管側における卵黄腸管の遺残であり1),1815年,メッケルが解剖学的,発生学的に詳細に記載して以来彼の名がつけられている.通常メッケル憩室は無症状に経過するものであるが,時として炎症,潰瘍,壊死を起こし,さらに進んで,癒着性イレウス,穿孔して汎発性腹膜炎を起こす.
最近われわれはメッケル憩室穿孔および憩室癒着による絞扼性イレウスを経験したので報告する.
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