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文献詳細

雑誌文献

臨床外科29巻3号

1974年03月発行

文献概要

臨床報告

メッケル憩室穿孔による癒着性イレウスの1治験例

著者: 須藤峻章1 南亮1 藤井浄1

所属機関: 1大阪府済生会吹田病院外科

ページ範囲:P.409 - P.411

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はじめに
 メッケル憩室は腸管側における卵黄腸管の遺残であり1),1815年,メッケルが解剖学的,発生学的に詳細に記載して以来彼の名がつけられている.通常メッケル憩室は無症状に経過するものであるが,時として炎症,潰瘍,壊死を起こし,さらに進んで,癒着性イレウス,穿孔して汎発性腹膜炎を起こす.
 最近われわれはメッケル憩室穿孔および憩室癒着による絞扼性イレウスを経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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