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臨床報告
進入経路不明の肺,横隔膜および肝内伏針の1治験例
著者: 杉村忠彦1 善山金彦1 亀谷忍1 腰塚浩1 三浦武秀2
所属機関: 1富士吉田市立病院外科 2富士吉田市立病院放射線科
ページ範囲:P.553 - P.556
文献購入ページに移動肺内異物は戦時中の留弾およびその破片の症例がほとんどであり,平時における症例は比較的少ない.これに比して横隔膜および肝内の異物は非常に稀である.最近われわれは進入経路不明で今日までも報告がなく,比較的長期にわたり右肺下葉内および右横隔膜・肝右葉内に残留した伏針の1症例を経験したので多少の文献的考察を加えここに報告する.
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