文献詳細
臨床報告
小腸腫瘍について—第1報 十二指腸腫瘍について
著者: 杉山譲1 村上哲之1 越前登1 佐々木睦男1 秋山邦男1 田中隆夫1
所属機関: 1弘前大学医学部第2外科
ページ範囲:P.557 - P.562
文献概要
十二指腸を含め小腸に発生する腫瘍は一般に良性,悪性腫瘍とも稀と考えられている.しかも臨床的特徴に乏しく,良性腫瘍は別として,悪性腫瘍では症状の発現した時点においては既に根治手術の時期を失しているものが多い.教室ではこれまで15例の小腸腫瘍を経験したので,今回は第1報としてこれらのうち十二指腸腫瘍の2例について報告する.
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