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文献詳細

雑誌文献

臨床外科29巻5号

1974年05月発行

臨床報告

腹部大動脈瘤下大静脈破裂の1手術治験例

著者: 石倉義弥1 小出司郎策1 福田豊紀1

所属機関: 1済生会宇都宮病院心臓血管外科

ページ範囲:P.695 - P.698

文献概要

はじめに
 腹部大動脈瘤に対する手術は今日では広く,かつかなり安全に行なわれるようになつてきている.しかしながら一旦それが破裂した場合の手術成績はなお不良である.腹部大動脈瘤が破裂すると,後腹膜血腫または,周囲組織への瘻孔を形成することもある.下大静脈瘻を形成するものは,その数も少なく,かつ手術成績もきわめて不良である.われわれは最近腹部大動脈瘤の破裂により下大静脈への瘻孔形成を生じた症例に対し,手術により治癒せしめたので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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