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文献詳細

雑誌文献

臨床外科29巻5号

1974年05月発行

臨床報告

胃サルコイドーシスの1例

著者: 山際裕史1 大西長昇2 大西信行2 寺田紀彦2 篠田勝利2 大西長久2 福原徹2

所属機関: 1三重大学医学部中検病理 2松阪市大西病院

ページ範囲:P.703 - P.705

文献概要

はじめに
 胃に生ずる,類上皮結節を生ずる病変には稀ではあるが結核,サルコイドーシスが代表的なものである.従来報告されているsarcoidosisとされる症例が,確実に結核ではないという証拠は実のところ乏しいのである.
 本稿では結核と区別し難いが,類上皮結節に乾酪変性のないこと,粘膜リンパ濾胞から漿膜まで散見されること,肺に異常なく,既往歴にも結核のないこと等から,サルコイドーシスと考えられた胃潰瘍を形成した1例を報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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