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臨床報告
巨大な後腹膜Lipomyxomaの1例
著者: 加辺純雄1 大森幸夫1 中野喜久男1 西村明1 藤田昌宏1 道上淳二1 本田一郎1 篠塚忠1 荻原奉祐1
所属機関: 1千葉県がんセンター消化器科
ページ範囲:P.815 - P.819
文献購入ページに移動原発性後腹膜腫瘍は1761年Morgagniの最初の報告以来,比較的まれな疾患とされてきたが,最近は多数の報告をみるに至つた.しかしながらその発生頻度は本来他の腹部腫瘍にくらべて低く,殊に混合腫瘍の発生頻度は比較的少ないとされている.
最近,著者らは原発性後腹膜腫瘍を経験したが,特にその発生母地に関して興味ある症例とみなされるため,若干の文献的考察を加えて報告する.
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