icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科29巻8号

1974年08月発行

特集 外傷救急診療におけるDo's & Don'ts

腹部外傷—手術室におけるDo's & Don'ts

著者: 真栄城優夫1

所属機関: 1沖縄県立中部病院外科

ページ範囲:P.998 - P.1000

文献概要

はじめに
 腹部外傷の手術といつても,特に一般の外科手術と異なるわけではないが,緊急手術として行なわれるため,人的,物的な制約を受け,さらには第1表に示すように,70%の症例が2つ以上の臓器の合併損傷であることに特色があると思われる.したがつて,あらゆる臓器の解剖と手術法に習熟していなければならず,個々の症例の全身および局所の状態により,さらには個々の臓器の損傷の程度により,臨機応変の処置と判断が要求される.1つの手術法に固執することは賢明でなく,患者の生命を救うことを目的としなければならない.個々の臓器損傷に対するDo's & Don'tsは,症例によつても異なり,紙数にも限度があるので,腹部外傷全般のごく一般的,基礎的なことについての,やつて良い処置,悪い処置を述べることにした.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら