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文献詳細

雑誌文献

臨床外科29巻8号

1974年08月発行

臨床報告

腸間膜閉塞症の治験例—特にabdominal angina 2症例について

著者: 篠崎哲宗1 赤岩正夫1 末永英文1 中山和道1

所属機関: 1久留米大学医学部第2外科

ページ範囲:P.1079 - P.1084

文献概要

はじめに
 腸間膜動脈閉塞症にも,急性に発症するものと,慢性経過をたどるものとがあり,一般に消化管の慢性乏血状態によつておこされる症状,あるいは特有な疼痛発作をabdominal angina,あるいはintestinal anginaなどと呼ばれ,この症状がしばらくつづくと,患者は突然に死亡.剖検では広範な腸梗塞が見出されるという1,2)
 臨床的には食後に増悪する腹痛,下痢,嘔気,食慾不振,体重減少等広いsyndromeとして検討されてきている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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