文献詳細
臨床報告
小腸潰瘍症の検討
著者: 古川信1 中川正2 西田良夫2 木南義男2
所属機関: 1金沢医科大学一般消化器外科 2金沢大学医学部第2外科
ページ範囲:P.1223 - P.1226
文献概要
消化管の中で,最大の長さをもつ小腸において,外科の対象となりうる局在性の病変を見ることはまれであり,われわれの教室症例においても,1966年より,1972年までの7年間において31例である.その間の教室における開腹総数は3,037例であり,その1%が小腸の局在性病変により手術されていることになる.
われわれは,この中に小腸に非特異性多発性小腸潰瘍を持つ3例を経験したので報告する.
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