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臨牀例
直腸肉腫の一例
著者: 田中正男1
所属機関: 1名古屋大學醫學部桐原外科教室
ページ範囲:P.36 - P.39
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直腸肉腫は初めSchilling(1831)によりSarkomatöse Melanomとして報告され,次いでKosch(1837)が36歳男子の直腸腫瘍を組織學的に黒色肉腫として記載したのに始り,本邦にも江崎(昭4),車(昭7)大津(昭13)等の報告があるが,稍々稀有な疾患として知られている。我教室に於ても既に片山,宮地(昭15)により2例の報告あり,余も又最近1例を經驗したので之を一括して記述しようと思ふ。
直腸肉腫は初めSchilling(1831)によりSarkomatöse Melanomとして報告され,次いでKosch(1837)が36歳男子の直腸腫瘍を組織學的に黒色肉腫として記載したのに始り,本邦にも江崎(昭4),車(昭7)大津(昭13)等の報告があるが,稍々稀有な疾患として知られている。我教室に於ても既に片山,宮地(昭15)により2例の報告あり,余も又最近1例を經驗したので之を一括して記述しようと思ふ。
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