文献詳細
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ペニシリン動脈注射療法に對する批判
著者: 本多憲兒1 浦上輝彥1 佐藤弘隆1 飯島俊雄1 熊谷直1 伊藤茂雄1 木村止1 堀田廣行1
所属機関: 1東北大學醫學部武藤外科教室
ページ範囲:P.411 - P.415
文献概要
昨春吾々は何故にP動脈注射をPの作用機轉から不合理であるとの結論をしたか。如何に優秀な藥劑も適應と用法を誤れば奏效しない。P療法に於ても同様である。吾々がP療法に於て最も重要視するのは適量を一定の間隔で注射して血中P有效濃度を必要期間持續せしめることである。之は勿論吾々の新知見ではなく周知の如く既に英米に於て確認された決定的事項である。
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