文献詳細
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文献概要
緒言
膀胱憩室は比較的稀の疾患であり又特異の症状が無いので膀胱障碍を訴へる患者に膀胱鏡檢査,膀胱造影撮影檢査法等を實施して偶然發見されたり,或は手術や剖檢に依つて初めて確診されたりする事が多く,最初より膀胱憩室の診斷を下すことは極めて困難である。余等は後腹膜腔嚢胞の診斷の下に開腹術を施し,初めて巨大なる膀胱憩室であることを確認し得た1症例を經驗したので報告する。
膀胱憩室は比較的稀の疾患であり又特異の症状が無いので膀胱障碍を訴へる患者に膀胱鏡檢査,膀胱造影撮影檢査法等を實施して偶然發見されたり,或は手術や剖檢に依つて初めて確診されたりする事が多く,最初より膀胱憩室の診斷を下すことは極めて困難である。余等は後腹膜腔嚢胞の診斷の下に開腹術を施し,初めて巨大なる膀胱憩室であることを確認し得た1症例を經驗したので報告する。
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