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胸部損傷患者の肺機能に就て
著者: 木下仁1
所属機関: 1國立東京第一病院
ページ範囲:P.469 - P.474
文献購入ページに移動序言
胸廓成形術を主體とする,胸部外科學の最近の躍進的の發展は,空洞性肺結核及び陳舊性膿胸のような,從來は難治のものと見られた重篤の疾患の治療に對し,一大光明を投じている。從つて胸部外科學を,各方面から檢討して,これの進歩發達を計るのは,外科醫の重要な任務であると言はなければならない。私は多數の胸部損傷患者について,貴重な經驗を積む機會を得たので,先人の業蹟の驥尾に附して,その一端を採録して,この點に寄與したいと思ふ。
胸廓成形術を主體とする,胸部外科學の最近の躍進的の發展は,空洞性肺結核及び陳舊性膿胸のような,從來は難治のものと見られた重篤の疾患の治療に對し,一大光明を投じている。從つて胸部外科學を,各方面から檢討して,これの進歩發達を計るのは,外科醫の重要な任務であると言はなければならない。私は多數の胸部損傷患者について,貴重な經驗を積む機會を得たので,先人の業蹟の驥尾に附して,その一端を採録して,この點に寄與したいと思ふ。
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