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文献詳細

雑誌文献

臨床外科3巻2号

1948年02月発行

文献概要

特集 蛔蟲

最近屡々經驗せる蛔蟲性イレウスに就て

著者: 岸達朗1

所属機関: 1大河原病院

ページ範囲:P.55 - P.60

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緒言
 近時大戰以來各種藥物は極度に逼迫し從つて各種疾患治療上臨牀醫家の非常に苦慮してゐる所である。此の藥物の拂底といふ事が蛔蟲症に對しても著明な影響を招來したものか最近各種開腹術時及び消化管レ線透視時蛔蟲の存在を屡々見受けるばかりでなく,私は相次で蛔蟲性イレウスと確められた7例を經驗したので追加報告し,併せて文獻により考察を加へ,諸家の御批判を仰ぎ度いと思ふ。
 元より淺學菲才にして文獻亦乏しく,記載もれのものも多々あると考へられるが,その點豫め御諒承願ふ事とする。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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