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最近に於ける義肢の動向—(その2)上肢義肢
著者: 水町四郞1 兒玉俊夫2
所属機関: 1東京大學 2厚生團湯河原整形外科診療所醫務部
ページ範囲:P.211 - P.217
文献購入ページに移動從來迄の上肢義肢(義手と假稱)は装飾用義手,作業用義手及び自動義手に分けられる。
自動義手の代表的のものはSauerbruchの義手の様なもので,殘存肢の筋肉に穴を開けて棒を通したり,又は肩或は腹部の運動等を力源として,義手の肘關節,指關節等を自分の意志で動かし,正常の上肢に近い機能を營ませるのが理想的のものであるが,これはその機構も複雜であり,破損等の時には修理がむづかしいため,兩上肢切斷等の極く特殊の場合に使用されてゐるに過ぎない。
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