文献詳細
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文献概要
急性膵臓壞死の治療に關する本邦外科の動向は,從來輕症例には保存療法を認めるも,重症例は原則として手術を行ふにありとされたが,最近は之が手術療法の可否に就いて再吟味を要すと唱へるものもあつて,漸次保存療法を支持せんとする傾向を示すに到つた。余等の内橋本1)も既に昭和18年本症の15例を基礎に此が療法に就き論述し,本症の輕重如何を問はず手術は不要で,常に保存療法を施すべき旨主張した。
余等は其後4年間に該治療方針に依り更に輕症4例,重症8例合計12例の治驗例を重ねたので茲に之を追加報告し,併せて本症は絶對的保存療法に依るべきを再び強唱する。
余等は其後4年間に該治療方針に依り更に輕症4例,重症8例合計12例の治驗例を重ねたので茲に之を追加報告し,併せて本症は絶對的保存療法に依るべきを再び強唱する。
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