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文献詳細

雑誌文献

臨床外科3巻9号

1948年09月発行

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再び急性膵臓壞死の療法に就て

著者: 橋本昌武1 澤口貞藏1

所属機関: 1市立凾館病院外科

ページ範囲:P.341 - P.343

文献概要

 急性膵臓壞死の治療に關する本邦外科の動向は,從來輕症例には保存療法を認めるも,重症例は原則として手術を行ふにありとされたが,最近は之が手術療法の可否に就いて再吟味を要すと唱へるものもあつて,漸次保存療法を支持せんとする傾向を示すに到つた。余等の内橋本1)も既に昭和18年本症の15例を基礎に此が療法に就き論述し,本症の輕重如何を問はず手術は不要で,常に保存療法を施すべき旨主張した。
 余等は其後4年間に該治療方針に依り更に輕症4例,重症8例合計12例の治驗例を重ねたので茲に之を追加報告し,併せて本症は絶對的保存療法に依るべきを再び強唱する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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