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文献詳細

雑誌文献

臨床外科30巻1号

1975年01月発行

文献概要

臨床報告

乳腺に発生した形質細胞腫の1例

著者: 鈴木剛1 後藤明彦1 宮本亮一1 下川邦泰2 加藤俊彦2

所属機関: 1岐阜大学医学部第1外科 2岐阜大学医学部第2病理

ページ範囲:P.117 - P.121

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はじめに
 形質細胞腫の本態については異論はあるが,現在一般には多発性骨髄腫と同一と考えられている.すなわち骨髄に発生するものが主であり,骨髄外の軟部組織に発生するものは髄外性形質細胞腫と呼ばれ,1904年Schri-ddeによつて初めて記載されたが,比較的まれなもので,本邦では吉井(1914)の報告以来30数例の報告があるにすぎない.
 われわれは,本邦ではいまだ報告のない.乳腺に発生した髄外性形質細胞腫の1例を経験したので症例を報告し,文献的考察を行ないたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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