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文献詳細

雑誌文献

臨床外科30巻1号

1975年01月発行

臨床報告

甲状腺Adenoacanthomaの1例

著者: 原田種一1 西川義彦1 伊藤国彦1 細田泰弘2 薬丸一洋2 向井万起男2

所属機関: 1伊藤病院 2慶応義塾大学医学部病理

ページ範囲:P.123 - P.125

文献概要

はじめに
 adenoacanthomaとは,一般に「腺癌のある程度の範囲が扁平上皮型の細胞に,悪性の化生を示したもの」と定義され1),時に,子宮,肺に認められ,稀に胆嚢,食道,直腸,乳腺,その他に見られる2).甲状腺のaden-oacanthomaについては,Englisch&Slany3),Ross4),Halpert&Thuss2),Cocke&Carrera5)らにより報告されているが,稀なものとされている.われわれも最近adenoacanthomaの剖検例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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