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特集 凍結外科—Cryosurgery
痔核に対するCryosurgeryの応用
著者: 蔵本新太郎1 藪田宗彦1 淵上弘道1 浦田隆弘1 永井清博1 西谷亮一郎1 柳田謙藏1 亀谷寿彦1
所属機関: 1東邦大学医学部第1外科
ページ範囲:P.1232 - P.1236
文献購入ページに移動Cryosurgeryが登場してきたのは1960年Coo-perが凍結装置を開発して以来といつてよい.
われわれは1968年頃より研究を始めて今回に至っている.凍結療法には,凍結に対する組織の感受性如何によつてその治療効果が大いに左右される.私どもは消化器および実質性臓器に対する実験等を重ねてきたが,海綿状血管腫は凍結療法の好適用例であることを知つた.同時に凍結療法のもつ特長の1つである再生肉芽が伸展性に富み,柔く,術後変形および機能障害等が少なく,かつ筋層に対しては凍結しにくいこと(凍結に対して筋肉は抵抗性が強い)を考えあわせ,内痔核に適応できるのではないかと考えた.
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