文献詳細
臨床研究
文献概要
はじめに
近年特に動脈硬化に由来する腸骨動脈閉塞症の症例が増える傾向にあり,血行再建術の適応となる例も少なくない.適応選択に当つては,他臓器の病変もさることながら,動脈閉塞周辺の副血行路の発達様式を術前に正確に把握することが望まれる.副血行路の発達の程度は,本疾患における臨床症状の発現との間にも相関が存在すると思われる.
われわれは,これら腸骨動脈閉塞症の患者に血管造影を行ない.放射線学的に動脈閉塞部位と副血行路の発達様式について解析を行ない,興味ある所見を得たので報告する.
近年特に動脈硬化に由来する腸骨動脈閉塞症の症例が増える傾向にあり,血行再建術の適応となる例も少なくない.適応選択に当つては,他臓器の病変もさることながら,動脈閉塞周辺の副血行路の発達様式を術前に正確に把握することが望まれる.副血行路の発達の程度は,本疾患における臨床症状の発現との間にも相関が存在すると思われる.
われわれは,これら腸骨動脈閉塞症の患者に血管造影を行ない.放射線学的に動脈閉塞部位と副血行路の発達様式について解析を行ない,興味ある所見を得たので報告する.
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