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文献詳細

雑誌文献

臨床外科30巻10号

1975年10月発行

臨床研究

腸骨動脈閉塞症における副血行路について

著者: 大内博1 水口昇三1 佐々木久雄1

所属機関: 1東北大学医学部第2外科

ページ範囲:P.1273 - P.1277

文献概要

はじめに
 近年特に動脈硬化に由来する腸骨動脈閉塞症の症例が増える傾向にあり,血行再建術の適応となる例も少なくない.適応選択に当つては,他臓器の病変もさることながら,動脈閉塞周辺の副血行路の発達様式を術前に正確に把握することが望まれる.副血行路の発達の程度は,本疾患における臨床症状の発現との間にも相関が存在すると思われる.
 われわれは,これら腸骨動脈閉塞症の患者に血管造影を行ない.放射線学的に動脈閉塞部位と副血行路の発達様式について解析を行ない,興味ある所見を得たので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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