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文献詳細

雑誌文献

臨床外科30巻11号

1975年11月発行

グラフ 消化管内視鏡シリーズ・4

内視鏡的膵・胆管造影法

著者: 高木国夫1 竹腰隆男2

所属機関: 1癌研究会付属病院外科 2癌研究会付属病院内科

ページ範囲:P.1376 - P.1381

文献概要

 十二指腸乳頭部は膵・胆道疾患と関連が深く,上腹部臓器の診断上重要な部位である.経日的に乳頭部を内視鏡で観察,乳頭□へ挿入して,膵・胆管を逆行性に造影する方法が1969年大井及び著者により開発され,現在では世界的に広まつている.
 この内視鏡的膵・胆管造影法(endoscopic pancrea-tocholangiography,略してEPCG)は現在ではルーチン検査として膵・胆道系の診断に用いられて,その臨床的意義はきわめて高い(①).乳頭口からの膵管造影率は90%以上であり,胆管は70〜80%であり,胆管系の造影は本法のみでなく,経皮的胆管造影法もあるが,膵管の造影は本法のみで,造影率も高く膵臓の診断的価値が高いものである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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