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特集 脳卒中の外科
救急治療の問題点—呼吸・血圧異常の臨床的意義とその管理ならびに移送
著者: 金谷春之1
所属機関: 1岩手医科大学脳神経外科
ページ範囲:P.1529 - P.1533
文献購入ページに移動はじめに
脳卒中の発作時の救急治療は,本症が高血圧ないし動脈硬化を基盤とする全身的疾患であるため,全身的立場より配慮されるべきである.このような意味合いから,呼吸・血圧の管理はとくに重要な問題であるといえるし,またこれと関連して発作早期よりの移送—入院は,全身管理ならびに脳卒中の原因疾患の鑑別診断と確定された疾患に即応した適切な治療を行なううえに不可欠の問題である.このため,脳卒中急性期における救急治療に関する諸問題を呼吸・血.圧および移送の観点より,教室の経験を中心に述べてみたい.
脳卒中の発作時の救急治療は,本症が高血圧ないし動脈硬化を基盤とする全身的疾患であるため,全身的立場より配慮されるべきである.このような意味合いから,呼吸・血圧の管理はとくに重要な問題であるといえるし,またこれと関連して発作早期よりの移送—入院は,全身管理ならびに脳卒中の原因疾患の鑑別診断と確定された疾患に即応した適切な治療を行なううえに不可欠の問題である.このため,脳卒中急性期における救急治療に関する諸問題を呼吸・血.圧および移送の観点より,教室の経験を中心に述べてみたい.
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