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文献詳細

雑誌文献

臨床外科30巻2号

1975年02月発行

文献概要

特集 ショック治療の新しい考え方

ショック治療の羅針盤

著者: 佐藤光男1

所属機関: 1順天堂大学医学部麻酔科

ページ範囲:P.191 - P.199

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はじめに
 重症患者に使用されるモニタは数々あるが,これをよく考えてみると現状を観察分析し治療の効果ならびに経過を知るためのものと,さらに資料を収集して後日に役立たせようとするいわゆるリサーチを目的とするものとに大別されよう.両者ともに大切なことはいうまでもないが,ここでは急性重症患者に対し後者でなく前者の観察に主体をおき,治療の羅針盤となるような種々のモニタについて考えることにする.
 人間が死ぬときは心臓がとまり呼吸が停止するときである.したがって臨床に用いられるモニタについてもこれらに関するものが主要を占め,それに呼吸循環に密接な関係をもつ代謝に関するものが加わる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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