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文献詳細

雑誌文献

臨床外科30巻2号

1975年02月発行

文献概要

臨床報告

開腹創瘢痕内の異所性骨形成の3例

著者: 竹内隆1 栗原彰1 宮野陽介1 田中繁1 阿部重郎1 坂田道義1 岸本宏之1

所属機関: 1鳥取大学医学部第1外科

ページ範囲:P.245 - P.250

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はじめに
 開腹創内の異所性骨形成については,Askanazy1)(1901)がはじめて報告して以来,欧米においては多くの報告がみられる.本邦においては報告例は少なく,まれな疾患とされているが,その大部分は無症状に経過したり,生じた硬結が癌の腹壁転移として処理されることが多く見逃されている症例も少なくないと考えられる.われわれは最近上腹部正中切開後の開腹創瘢痕内に生じた異所性骨形成の3例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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