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臨床報告
開腹創瘢痕内の異所性骨形成の3例
著者: 竹内隆1 栗原彰1 宮野陽介1 田中繁1 阿部重郎1 坂田道義1 岸本宏之1
所属機関: 1鳥取大学医学部第1外科
ページ範囲:P.245 - P.250
文献購入ページに移動開腹創内の異所性骨形成については,Askanazy1)(1901)がはじめて報告して以来,欧米においては多くの報告がみられる.本邦においては報告例は少なく,まれな疾患とされているが,その大部分は無症状に経過したり,生じた硬結が癌の腹壁転移として処理されることが多く見逃されている症例も少なくないと考えられる.われわれは最近上腹部正中切開後の開腹創瘢痕内に生じた異所性骨形成の3例を経験したので報告する.
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