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文献詳細

雑誌文献

臨床外科30巻6号

1975年06月発行

文献概要

特集 乳癌—最近の趨勢

再発転移の治療

著者: 武田清一1

所属機関: 1千葉大学医学部第1外科

ページ範囲:P.669 - P.675

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はじめに
 再発乳癌に対する治療は内科的・外科的内分泌療法,放射線療法,制癌剤による化学療法,再発病巣の剔出あるいはリンパ節廓清などの再手術が適宜組み合わされ行なわれている.しかしながらこれらの治療により症状の軽減および,ある程度の延命効果を期待することはできるが,5年以上の長期間の生存例を得ることはなかなか難しい.われわれは今回,教室における乳癌根治手術後の再発例を対象として,その再発様式,各種再発病巣に対し行なわれた治療および再発後の生存期間などにつき検討した成績の概要を述べ,再発乳癌に対する治療につき考察を加える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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