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臨床研究
高カロリー輸液の実際—とくに鎖骨下静脈穿刺法およびその合併症について
著者: 奥野匡宥1 長山正義1 中尾昭治1 笠井孝洋1 紙野建人1 梅山馨1
所属機関: 1大阪市立大学医学部第1外科
ページ範囲:P.723 - P.727
文献購入ページに移動Dudrick & Wilmore1)らの報告以来,高カロリー輸液法の有効性が広く認められ,次第にその恩恵を受ける症例も増加しつつある.反面この輸液法を行なうに際して,種々の合併症の危険を伴い,その実施には細心の注意がはらわれねばならない.われわれは,1973年4月以来鎖骨下静脈穿刺により,上大静脈にカテーテルを留置し,高カロリー輸液を行なつているが,その概略を述べるとともに,とくに手技に関する合併症について検討した.
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