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臨床報告
術後回復期に発症した急性胆のう炎の2症例
著者: 大本武千代1 田中聡1 木村穂積1 目黒文朗1 中嶋健博1 戸田完治1 唐土善郎1 水取悦生1
所属機関: 1岡山大学医学部第2外科
ページ範囲:P.743 - P.747
文献購入ページに移動肝,胆道以外の臓器あるいは部位の手術後回復期に急性腹症の病像を呈し,開腹または剖検によつて急性胆のう炎と診断される症例があることが知られている.
本症の発生はまれなものであるが,われわれが通常経験する急性胆のう炎と異り,高齢者に比較的多く発生し,壊死性変化や穿孔をきたしやすい点などが注目されている.
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