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文献詳細

雑誌文献

臨床外科30巻6号

1975年06月発行

臨床報告

回腸に発生した神経鞘腫の1例

著者: 松本俊彦1 高垣衛2

所属機関: 1順天堂大学消化器外科 2太田総合病院外科

ページ範囲:P.768 - P.772

文献概要

はじめに
 消化管において神経鞘腫の発生はまれであり,とりわけ小腸に発生することはきわめてまれである.本邦では1938年に佐々木21)が空腸に発生した神経線維腫を報告して以来,十二指腸,空,回腸に発生した神経鞘腫,神経線維腫は27例の報告例をみるにすぎない.われわれは最近腹痛を主訴に来院し,イレウスの診断のもとに手術を施行し,術後の病理組織診断にて回腸神経鞘腫であることを確認した1例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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