文献詳細
文献概要
特集 手術と副損傷
腎臓手術における副損傷
著者: 井上武夫1
所属機関: 1聖マリアンナ医科大学泌尿器科
ページ範囲:P.807 - P.810
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腎の手術は泌尿器科領域においては非常に頻度の高い手術である.この手術に熟練することは,泌尿器科医にとつてはまことに大切,有用である.腎剔出術は,悪くすれば一瞬にして患者の生命を奪う手術で,最近10年間に身近かに2例を聞いている.こうすればよかつたと反省したことを中心にのべる.反省用のノートをひもとき,失敗を主とし,独断的と叱られるのも敢て承知の上である.良い所のみ吸収していただき,初心者,外科医に少しでも役立ては幸いである.
腎の手術は泌尿器科領域においては非常に頻度の高い手術である.この手術に熟練することは,泌尿器科医にとつてはまことに大切,有用である.腎剔出術は,悪くすれば一瞬にして患者の生命を奪う手術で,最近10年間に身近かに2例を聞いている.こうすればよかつたと反省したことを中心にのべる.反省用のノートをひもとき,失敗を主とし,独断的と叱られるのも敢て承知の上である.良い所のみ吸収していただき,初心者,外科医に少しでも役立ては幸いである.
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