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文献詳細

雑誌文献

臨床外科30巻7号

1975年07月発行

臨床報告

直腸平滑筋腫の1例

著者: 佐々木公一1 佐藤錬一郎2 高橋浩1

所属機関: 1新潟大学医学部第1外科 2秋田組合病院外科

ページ範囲:P.889 - P.892

文献概要

はじめに
 直腸の平滑筋腫は欧米ではVander Espt1)(1881),本邦では菅2)(1923)が第1例を報告して以来,内外の文献に若干の症例が散見される程度で,最近の菱田ら3)の本邦集計でも40例を数えるに過ぎず,稀な腫瘍の1つとされている.
 また,病理組織学的に"良性"と考えられたものが,再発や転移をきたした報告にもみられるように,腫瘍の良性,悪性の判定基準についても種々の問題点を含んでいる.そのため外科的治療に際しても慎重な術式の選択と術後長期間のfollow-upが要求されることになる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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