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文献詳細

雑誌文献

臨床外科30巻8号

1975年08月発行

文献概要

臨床研究

末梢循環障害を主訴とした膠原病

著者: 大城孟1 向井清1 洪性徳1 阪本俊一1 杉立彰夫1 村上文夫1

所属機関: 1大阪大学医学部第2外科

ページ範囲:P.1013 - P.1018

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はじめに
 膠原病は,しばしば指趾チアノーゼ,疼痛,レイノー現象など末梢循環障害を初期症状として発病してくることがあり,血管外科外来を受診する機会の多い疾患の1つである.
 しかし膠原病による末梢循環障害は,他疾患による末梢循環障害とほぼ類似の臨床症状を呈するため,両者を鑑別することは容易ではなく,その診断はむずかしい.そのために,膠原病による末梢循環障害は,ありふれたレイノー症候群,血栓性静脈炎,慢性動脈閉塞症などとして加療されていることが多い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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