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文献詳細

雑誌文献

臨床外科30巻8号

1975年08月発行

文献概要

臨床報告

巨大な肝嚢胞の1治験例

著者: 森本忠興1 宇山幸久1 岡田浩司1 吉田冲1 原田邦彦1 武市脩2

所属機関: 1徳島大学医学部第2外科学教室 2阿南医師会中央病院内科

ページ範囲:P.1041 - P.1044

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はじめに
 肝嚢胞,とくに非寄生虫性嚢胞は従来比較的まれな疾患であるといわれながらも,最近その手術例の報告が増加してきた.これは肝スキャニング,血管造影,腹腔鏡などの検査法や麻酔をはじめとする外科治療手技の進歩により肝疾患の診断ならびに切除治療成績が向上したためと思われる.最近私どもも巨大な孤立性肝嚢胞を術前に診断し,肝右半側切除にて全治せしめた症例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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