文献詳細
特集 縫合法—反省と再検討
文献概要
はじめに
顔面における皮膚縫合では,縫合時のcompli-cationをおこさないと同時に,後日,いかに目立たなくするかにも,重大な関心が払われるのは当然である.顔面の皮膚は血行が良く,多少緊張を加えて縫合しても,壊死になつたり,離開することは非常に少ないから,むしろきれいな瘢痕を得ることにわれわれの主な努力がある.ここでは,そういう見方で縫合法を紹介してみたい.ただし,ここに述べる考え方は,決して形成外科だけのものではなく,外科総論そのものであり,すべての外科的縫合にあてはまるものであろう.
顔面における皮膚縫合では,縫合時のcompli-cationをおこさないと同時に,後日,いかに目立たなくするかにも,重大な関心が払われるのは当然である.顔面の皮膚は血行が良く,多少緊張を加えて縫合しても,壊死になつたり,離開することは非常に少ないから,むしろきれいな瘢痕を得ることにわれわれの主な努力がある.ここでは,そういう見方で縫合法を紹介してみたい.ただし,ここに述べる考え方は,決して形成外科だけのものではなく,外科総論そのものであり,すべての外科的縫合にあてはまるものであろう.
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