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文献詳細

雑誌文献

臨床外科31巻1号

1976年01月発行

文献概要

特集 遠隔成績よりみた早期胃癌

早期胃癌における癌深達度と遠隔成績

著者: 榊原宣1 矢端正克1 大村秀俊1 松田滋明1 寺田昌功1 横堀直孝1

所属機関: 1東京女子医大消化器病センター

ページ範囲:P.15 - P.18

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はじめに
 胃癌の早期発見のためのX線診断,内視鏡診断,さらに胃生検診断の進歩によつて,数多くの早期胃癌症例が発見され,手術の対象となつてきた.このような状態になると,早期胃癌における転移,あるいは切除範囲や廓清など治療に関与する問題に関心が向けられるようになつた.しかし,これら関心の向けられた問題がすべて解明されているわけではない.早期胃癌手術症例の遠隔成績から,村上1)らものべているように,これら問題について答えなければならない時期に来ているように思われる.この機会にこれら問題のいくつかについて,われわれの経験と考え方をのべておきたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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