icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科31巻1号

1976年01月発行

文献概要

特集 遠隔成績よりみた早期胃癌

早期胃癌における切除線と遠隔成績

著者: 岸本宏之1 藤井卓1 安達秀雄1 古賀成昌1

所属機関: 1鳥取大学医学部第1外科

ページ範囲:P.45 - P.51

文献購入ページに移動
はじめに
 胃癌の術後成績は近年著しく向上しており,なかでも早期胃癌例の予後は良好であるが,少数例とはいえ,早期胃癌例にも再発死亡例もみられ,また一方においては非治癒切除例もみられる3,5,9)
 早期胃癌例が次第に増加し,ようやく長期観察が可能となつてきた現在,再発に関与する因子を検索し,対策を講じるとともに,当然のことではあるが,非治癒切除例,とくに口側断端癌巣遺残の危険性に関して,その実態を認識することによつて適切な切除線を決定し,このような症例をなくする努力がなされなければならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?