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Spot 生体材料の展望・1
生体管状組織の人工物化の1つの試み(その1)
著者: 秋山太一郎1
所属機関: 1日本医用高分材料研究所
ページ範囲:P.58 - P.59
文献購入ページに移動① 管状物の材質の選択の誤り
② 管状物の構造上の誤り
③ 機能再現法に対する見解の不備,不徹底などが主なものとしてあげられるであろう.したがつて生体固有の構造や機能を,どの点と,どの部分をどこまでゆずつて(許容,妥協して)再現するべきか.それがためにはどんな材質で,どう構造づけるかで人工物の設計の基準がおのずと設定されるはずである.これはもちろん,設計者の考えが土台になつたわけであるが,ここにこれらの基本的な問題をごく単純化して項目別にあげてみると図1のようになる.この稿では1〜3までの項目について述べる.
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