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文献詳細

雑誌文献

臨床外科31巻1号

1976年01月発行

臨床報告

食道静脈瘤に対する直達手術の経験

著者: 武岡有旭1 高木繁男1 武田仁良1 猪口嚞三1

所属機関: 1久留米大学医学部第1外科

ページ範囲:P.95 - P.98

文献概要

はじめに
 日常遭遇する上部消化管出血の大半は胃十二指腸潰瘍からの出血である1-3).一方,食道静脈瘤破裂による出血もその重篤さからして決して見のがせない.門脈圧亢進症に伴う食道静脈瘤からの致命的な大出血は,その止血の困難性と高い死亡率を示す点で外科的に重要である.食道静脈瘤に対する外科的治療としては門脈減圧の目的で行なわれるシャント手術の他,静脈瘤への直達手術等が挙げられよう.教室で経験した食道静脈瘤の直達手術症例を中心にその手術適応の面から2,3の検討を加えてみた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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