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文献詳細

雑誌文献

臨床外科31巻1号

1976年01月発行

文献概要

臨床報告

Intralobar pulmonary sequestrationの1治験例

著者: 熊崎俊英1 岩井昭彦1 佐藤史朗2 土井孝司2 吉川龍雄3 判治康彦3 永田真敏4

所属機関: 1名古屋市立緑市民病院第2外科 2名古屋市立緑市民病院第1外科 3名古屋市立緑市民病院小児科 4名古屋市立大学医学部麻酔科

ページ範囲:P.111 - P.114

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はじめに
 Pulmonary sequestrationは正常な気管支系から分離された気管支,肺の腫瘤またはのう腫で,直接大動脈からの異常動脈により栄養されているものである.本症と思われるものの最初の例は1777年Huber1)により剖検例の報告がなされており,その後も剖検例の報告はあるが統一した名称がなく,1947年Pryce2)が上記のごとく定義名命して以来広くこの名称が用いられてきている.
 われわれは,感染により発症し,巨大のう胞を形成,手術時本症と診断した1例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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