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文献詳細

雑誌文献

臨床外科31巻1号

1976年01月発行

臨床報告

多発性末梢動脈瘤を合併したEhlers-Danlos Syndromeの1例

著者: 尾崎弘記1 宮内好正1 斉藤滉1 鈴木一郎1 磯村勝美1 永岡喜久夫1 足立郁夫1 安野憲一1 武藤高明1 石神博昭1 伊藤健次郎1

所属機関: 1千葉大学医学部第1外科

ページ範囲:P.121 - P.123

文献概要

はじめに
 Ehlers-Danlos Syndromeは全身結合織の遺伝性疾患であるとされ,皮膚の過弾力性,皮膚血管の脆弱性,関節の過可動性を3主徴としている比較的まれな疾患である.Barabasは,本症候群をその臨床症状から後述するように,classical type, varicose or mild type, arterialtypeの3型に分類しているが1),われわれは最近多発性末梢動脈瘤と動静脈瘻の発生をみた極めてまれな,arte-rial typeと思われる本症候群を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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