icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科31巻10号

1976年10月発行

文献概要

カラーグラフ 消化管内視鏡シリーズ・15

胃陥凹性病変の良・悪性の鑑別—その3

著者: 相馬智1

所属機関: 1杏林大学医学部外科

ページ範囲:P.1258 - P.1259

文献購入ページに移動
□IIc内部の粘膜隆起
 IIc内部の異常な粘膜隆起の存在は,1つの肉眼的特徴であると同時に,深達度を知る1つの目やすでもある.
 ①および②は胃角上部小彎上の典型的なIIcの内視鏡と切除胃を示す.明瞭に全周性に追跡できるIIc面内に3個の島状隆起をみとめる.この症例は深達度mの癌で,島状隆起は,組織学的に非癌組織で,いわゆる"とり残し粘膜"である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?