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文献詳細

雑誌文献

臨床外科31巻10号

1976年10月発行

文献概要

特集 肝切除の術式

肝左葉外側区域切除術

著者: 土屋凉一1 原田昇1

所属機関: 1長崎大学医学部第2外科

ページ範囲:P.1263 - P.1269

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はじめに
 肝切除の問題を考えるとき,残存肝の機能,再生の問題を切りはなしては考えられない.残存肝の機能を最良に確保する最も重要なことは最少限度の肝切除と同時に残存肝の血流および胆汁流出を不必要に阻害しないことである.このためには肝内脈管分布に基づく肝区域に従つた肝切除を行なうことが最も合理的と考えられる.肝左葉外側区域切除は肝鎌状靱帯より左側の肝切除で,従来解剖学的肝左葉切除と言われたものである.今回は当教室における肝左葉外側区域切除術式を中心にその周辺の問題点について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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