文献詳細
文献概要
特集 肝切除の術式
非定型的肝切除術
著者: 水戸廸郎1 関口定美1
所属機関: 1旭川医科大学第2外科
ページ範囲:P.1297 - P.1304
文献購入ページに移動はじめに
定型的(typical),非定型的(atypical)なる形容詞が肝切除術に付け加えられたのは,1950年以降のことであるが,これらの言葉は肝内脈管構築に基づく肝区域の概念が設定されるにおよんで,名づけられたものである.しかし,当初の両者の定義づけは僅か20余年の時代の歩みとともに漸次,変化を余儀なくされ,あるいは名称それ自体に疑義をいだくものもある.
したがつて,まず,現況では"非定型的"とは如何なる場合に呼称するかを述べた後に,編集者が著者らに求められている手術法,適応およびその予後,問題点などに言及することにする.
定型的(typical),非定型的(atypical)なる形容詞が肝切除術に付け加えられたのは,1950年以降のことであるが,これらの言葉は肝内脈管構築に基づく肝区域の概念が設定されるにおよんで,名づけられたものである.しかし,当初の両者の定義づけは僅か20余年の時代の歩みとともに漸次,変化を余儀なくされ,あるいは名称それ自体に疑義をいだくものもある.
したがつて,まず,現況では"非定型的"とは如何なる場合に呼称するかを述べた後に,編集者が著者らに求められている手術法,適応およびその予後,問題点などに言及することにする.
掲載誌情報